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曇り空
第12章 温もり
「杏里、もうそんなことしないで」
「分かんない・・・私弱いから・・っそうすることでしか生きていけないっ」
「俺がずっとそばにいるから!!!!!」
ずっ・・・と?
信じられるわけないじゃない・・・
「言葉では簡単に言える、どうせ空だって飽きたら私のこと捨てるんでしょ???」
「俺は健人って男じゃない!絶対にそんなことしない・・・杏里のことずっと大切にする・・・信じて杏里。言葉じゃ足りない??なら・・・結婚しよう?俺は死んでも杏里から離れないって誓うから。形があれば信じてもらえるかな・・・」
結婚!?
本気で言ってるわけ
無い・・・よね?
「なんでそこまで・・・してくれるの・・・?」
すると空は
私の肩を掴み
向き合うように私を座らせた
そしてゆっくり口を開く
「俺は・・・杏里のことが好きだ」