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曇り空
第12章 温もり








「私の名前は斉藤杏里です。年は20歳で職業は元キャバ嬢現ニート笑」







くるっと空の方に体を向け



軽い自己紹介








「杏里、俺のことバカにしない?笑わない?」







「内容にもよるけど・・・」







私がそういうと
空はギャーギャー布団の中で暴れ始めた







「うるさい空!笑わない!絶対笑わない」








「ほんとに??」







「笑わない笑わない」








すると空はゴクリと唾を飲み込み
私をじーっと見つめてきた・・・








「松下空、年は19歳。職業は・・・職業はっ・・・」







「・・・職業は?」























「職業・・・は売れない歌手です」







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