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第7章 松下空

その日から失恋をきっかけに訪れた




club-princess-に



時間があるときは必ず顔を出した







そして、ナンバーワンの斉藤杏里を指名し続け








今ではプライベートでもたまに会う仲になった＿＿＿＿＿＿＿









杏里は綺麗というよりは可愛い顔には似合わず
気の強い、芯のしっかりした女の子だということが分かった。
杏里と共有する時間はそれなりに増えたが
お互い、余計なことは口しない。
だから俺は彼女と、浅くも長い付き合いが出来ればいいなと思っていた。






でも突然








杏里が元カノの話題を出してきた








突然切り出された話に






驚愕してしまった



初めて



彼女は俺の中に踏み込んできた














正直





初めて出会ったあの時は




俺と杏里は同じ





なんて思ったけれど






気持ちが通じあった女の子達に
毎回決まったセリフを言われ別れを迎える
孤独な俺と










こんな..沢山のお客さんに求められ



光り輝く煌びやかな場所で
自分の居場所をしっかり掴んでいる彼女と俺は









同じじゃなくて真逆なんじゃないか＿＿＿＿＿??