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第5章 title 百合の調(しらべ)

モデルとは寝ない・・・


ずぅっと私の頭を支配しています


図書館にいても、カフェにいても


頭も身体も悶々としっぱなしです


欲求不満・・・とは・・・私のことですね・・


いつも火照った身体に、逢えない相手を想っての


自慰行為・・・


目覚めた性は私を苛(さいな)めます


「はぁ～・・・熱いです・・」


「さぁきさまっ」


火照った身体にいきなり掛かった声にびっくりしました


「またこちらのお席を利用なさっていましたのね」

にこにこと愛想のいい彼女はこの前の手紙を届けてくださった方でした