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第5章 title 百合の調(しらべ)

覚悟のようなものを決める


わけでもなく、今から何が起こるのか分からない私


下着を晒す私達


彼女の美しい手が頬に添えられ私の喉元を優美になぞりました


身体がぞくりとしました


火照った身体にはいいようのない快感が走ります


「こっちに」

熱に濡れた瞳に吸い寄せられるように手をひかれるまま彼女の誘導にしたがいます


ぎしっと軋ませながら二人でベッドにすわりました


透矢は無表情でキャンパスの前で私達をみています