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第7章 籠の中で・・・

「まっ・・待ってくれっ・・比奈菱の問題なのに、なぜ天璃矢が関わってくるんだ？・・」


意気消沈の常磐さんが怒りを宿した瞳で私を抱き上げた透矢に問いかけました


「天璃矢はもう家の傘下だから・・大切な身内に酷い真似して、赦されるわけないだろ？」


「・・ハメたくせにっ・・」


「あんた自身の思考と動向の責任だろ？」


悔しげに俯き、ベッドを叩いた常磐さんを残して


部屋から出ていきました


それにしても・・今すごく大事なことをさらりと言われた様な気がします


傘下？


身内・・・


どういうことなのでしょうか？