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第7章 籠の中で・・・

ホテルの裏口から停めてあった車へ乗り込みました


向かいの座席に寝かせられました


「あ・・あの。一つ聞いてもよろしいですか？」


「何？」


走り出した車の僅かな振動を感じます


「先程天璃矢が傘下にとおっしゃいました？」


「そうだけど？」


「それはどういう？」


「そういう事だよ」


「・・・なぜ？」


「買収・・良く言えば合併・・知らないのか？」


「は・・初耳です」


「まだ公表されてないし・・マスコミも気づいてない。それにまだその時期じゃない」


「はぁ・・・」


私の知らないのところで大きな事が起こっていたなんて・・


お父様もお母様も人が悪いです