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主な君に逆らえない
第7章 籠の中で・・・
それからはお互いに無言で過ごしました


「透矢様着きました」

スピーカーから運転手の声が到着を知らせます


「咲・・立てれる?」


「まだ・・思う様に動かないです」


はぁっとため息をついた透矢が私を再び抱き上げ運びます


見慣れない風景に、見た事ない建物です

三角の屋根が印象的です


階段を3つ上がると、玄関の扉にそれぞれ1人づつ配置されたメイドがあけてくださいました


「おかえりなさいませ御主人様」

透矢に深々とお辞儀するメイドの2人


フリルのカチューシャが彼女達を愛らしく見せてくれます


無言のまま建物に入る透矢


入口直ぐに大きなシャンデリアが淡い照明色で上から出迎えてくれます

緩い傾斜の木製階段も上がっていきます
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