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毒舌
第7章 テイクアウト
両手を伸ばして
指先が届くけれど
上に積んである分が重くて
ビクともしない。
背後で
香島さんの動く気配がした。
普通に
手伝ってくれるのかと
一瞬思った、
「すっげえ可愛くないよね」
素直にお願いしない私は
どうせ嫌な女。
結構です、
どいてくれたら
脚立使えるし。
苦笑してる
香島さんの声を、
すぐ傍で聞いた。
それとほとんど同時に
ふわりと後ろから
胸を包み込む感触。
「きゃあ、」
「あんまり煽るなよ」
耳を舐めて甘咬みしてくる
その音が
うるさく鼓膜に響いた。
無防備だった
がら空きの胸は
好き放題に揉まれている。
「いや!……やめてっ」
振りほどけない、
やだ
こわい。