この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
毒舌
第7章 テイクアウト


定時で皆が帰る頃

ストッカールームという
いろいろな在庫を
置いてある
狭い部屋に

コピー用紙を取りに
一人で入ったのだけど。


棚に並ぶ
事務用品の種類の多さに
ウロウロしていると

後からもう一人
誰かがやってきた。


「おつかれさまで―…」


何気なく挨拶した相手が
なんと香島さん、

やぁ、と軽く手をあげて
こっちに来る。


あわわわ、
早くコピー用紙見つけて
一目散に逃げないと。


「酷いな、そんな目の敵にしなくてもいいのに」

「近寄らないで」

「普通さぁ、気がない相手にでもキスされるとその後意識しちゃったりしない?琴美ちゃんガード固すぎ」


私、
香島さんのそういうとこ
嫌いです。


無視したまま

用紙の束を見つけ
手の届かない
高い棚を見上げる。

脚立は
よりによって
香島さんの後、


「取ってあげようか?」

『それぐらい素直に手伝ってもらえよ』


いつでも
余裕の笑みでいる香島さんや

私をみすかすようなトビに

何となくムキになった。


背伸びすれば
私でも取れるかも。


/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ