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毒舌
第7章 テイクアウト
「泣かないでよ。別に傷付けたいわけじゃないんだ。」
後ろから
優しく抱えて
囁く香島さんが
ブラの中の胸を
直接手のひらで包む。
呼吸の乱れたまま
快感の波の中で
なすすべもなくて
香島さんの言葉を、
ぼんやりと聞いていたの。
体はどんどんとろけていく。
女の子の扱いに慣れていて
きっとすごく
上手いんだと思う。
そういうとこも
嫌いなんだけど。
ぐったりしてる私に
キスしてくる唇が
もう誰なのかわからない。
ただ
一人だと味わえない
トビとの交わり思って
知らず知らず
貪るように
舌を絡ませあっていた。