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毒舌
第3章 新生活のはじまり
遠くても
もう少し歩いて
女性専用車両に
乗れば良かった。
そう後悔してると
おじさんが何が呟いた。
「ああ!すいません」
「え?」
見ると
私のスーツの胸元に
おじさんのヨダレ、
超勘弁して!
「すいませんすぐ拭きます」
おじさんは
ハンカチを取り出して
私の胸をゴシゴシ拭き始めて
揺れるたびに
周りの人が
ぎゅうぎゅう押してきて
私は倒れそうだった。
「や、やめてくださいっ」
「シミになったら大変だ」
ハンカチを
持ってない方の手が
倒れそうな私の胸を
鷲掴みして
もう片方はゴシゴシ
いつまでも拭いてる。
後ろの誰かの息が
首筋にかかる、
明らかに
揉まれてる胸を
後ろから
覗き込まれている気配に
私はゾッとした。