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毒舌
第3章 新生活のはじまり
特に何をされるでもなく
無事に目的の駅についたけど
無茶苦茶緊張した!
朝から
変なことで疲れてしまった。
『これから毎日だな』
ウンザリ。
改札を抜けて
地下街を歩く。
まだ開店前の
シャッター街。
準備をしている店も
チラホラある中
私は気を取り直して
会社のことを考えた。
地下街から
そのまま入れる
ビルの七階、
一人きりの
エレベーターの鏡で
髪を直すと
早くも一階で停止して
たくさんのサラリーマンが
乗り込んで来た。
地下街以外から来た人は
一階から来るのは
当たり前か。
三階四階辺りで
ほとんどの人が降りて
最後に
私の他に
もう一人男の人が残った。
エレベーターのランプは
七階だけが光ってる。
……同じ会社の人かな?