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毒舌
第12章 病院にて
方膝を乗せたまでは
まだ良かったのだけど
もう片方も乗せるとなると
色々と問題が……
『ねぇよ』
そんな大股広げて座るとか
これまでの人生の中で
なかったはずだし!
『いや、どうでもいいから』
先生が私の膝に
バスタオルをかけて
もう片方も台に固定した。
…さすがプロ。
動きに無駄がない。
「台上がります」
実に事務的。
当たり前だけど。
台の周りには
パソコンのモニターとか
よくわからない器機も
置いてあった。
なるべく気をそらして
私は肩の力を抜こうとした。