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毒舌
第12章 病院にて
スカートを捲り避けて
手元のライトをつけると
緊張もピーク。
自分でも見たことのない
恥ずかしい場所を
他人の前にさらけ出すなんて
発狂しそう。
「最初に軽く濯いで洗浄してから、消毒をして、触診しますね」
緊張で
言われたことの意味が
わからないまま
とりあえずの返事を返す。
もう
まな板の上の鯉も同然。
私はギュッと
目をきつく瞑った。
チョロチョロと
水の音がして
ぬるま湯で濯がれていく、
変な感じ。
「初体験はいつ頃?」
「………………えっ?!」
膝に掛けた
バスタオルの向こうで
先生の顔は
もはや見えなかった。
突然の質問に
私は狼狽えた。