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毒舌
第13章 豹変
『大丈夫か?とりあえず落ち着けよ』
(……大丈夫じゃない)
ノロノロと
ゾンビのように
台を降りながら
ひっく、と
しゃくりをあげた。
(……ジンジンするし、おかしくなった)
『ただの生理現象だろ、気にすんな』
トビは
そう言ってくれたけど。
私は
恨みがましい目で
先生を振り返る。
「さっき……私の体、どうしちゃったんですか」
「ふふ、潮をふいたのよ?びっくりした?」
(さ……最低だ)
服を着終わると
先生が扉を開けた。
そこには
ガックリと項垂れた
香島さんの姿があった。
「あら?そんなところに座りこんで一体どうしたの?」