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第15章 誤解、発覚、……嵐の海で

いつの間にか

先生の手には
プレゼントの
中身が握られていた。

そんなもの
近付けないで！


「さぁ？秘密は白状しちゃいましょ？」


なんて脅迫！最悪っ。


「トビは琴美の中にいる妖怪で、琴美の前世と恋仲だったのよね？」


イッちゃんが
グスングスンと
鼻をならして
語り始めちゃうし

香島さんは
唖然としてるしで

なんか凄く恥ずかしい。


先生は
それをマイクみたいに
イッちゃんに向けて

詳しい話を聞いていた。

もう勘弁して。


「……つまり妄想ってことかしら？」


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