この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
毒舌
第17章 別離の刻


視界は一面
横殴りの白に占領され
最早眼を開くことに
意味はない。

切り裂く風の音が
うねりをあげて
走り回る。


空と大地の
境界線すら掻き消され

こうも閉ざされた
雪の季節では

自慢の鼻さえ
あまり役に立たず、

すべてが等しく
無へと近付くようだった。


以前なら
そんな絶界も
胸を踊らせることが出来た。


この肌を刺そうとする
空気の凍てつきは
未だいとおしかったが

そこには真紅が足りず
満たされない。


触れたいと思う、

今すぐにでも。


/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ