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毒舌
第23章 失態!


私が思わず
疑いの眼差しを向けたからか

香島さんは
目を細める。


「もちろん、何かしてほしいならご期待にそうよう頑張ってみるけど」

「な、」


恥ずかしくなって
どもる私に

香島さんは
そうそう、と

思い出したように
付け足した。


「迎えに行ったご褒美にチュウしてくれるんだっけ?」

「あ、あれは、酔っ払ってたから、」

「してよ、キスくらい。お店から運ぶの結構大変だったよ。すごい注目されたし」

「~~~~っ」


申し訳ない気持ちと
酔った自分の行動の
恥ずかしさで

何も言えなくなる。


『他の酔っ払いたちに冷やかされてたからな。香島も気の毒だぜ』

「う、お詫びは後日何か……」


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