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毒舌
第29章 年下の
「あいつらと同じのに乗ってたら危ないから、次の駅でいったん降りよう」
私を
守るように包み込みながら
辺りの様子を伺って
素早く視線を動かす。
見知らぬ私のために
頑張ってくれてるみたいで
ちょっと感激。
少し目にかかるくらいの
長めの前髪は
毛先を軽くカットしてて
ぜんぜん重たい印象はない
染めてるのかとも思ったけど
色素が薄いだけかも、
アッシュ系の
落ち着いた茶髪が
爽やかだった。
ヘアピンで
サイドを留めてて
今時の高校生は
オシャレだなぁとか
ぼんやり。