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毒舌
第5章 加速


唇にはまだ
香島さんの
舌の這う感触が残る、

そして
トビの前で
とんだ醜態を
晒してしまったことが
一番悔やまれる。


私にとっては
ずっと守ってきた
ファーストキス。

それを
奪われてしまったことの
ショックより

トビの反応が
何より気がかりで

またバカにされたり
ダメ出しされたり
する気がしていたのに。


(なんで、トビが怒るのよ)


トビから出たのは
香島さんに対する悪意。


『うるせぇ。今はそんなことより目の前の男をどうにかしろ』


無理だ。

今までずっと
私の思考は
トビを中心に回ってきた。


トビにバカにされるから
こうしよう、とか
これはやめよう、とか

ずっとずっと
そうだった。


トビなら
私が傷付いても
またどんくせえとか言って
笑うんだろうと思ってた。

私のために
何かに対して
怒ってくれるなんて
思わなかった。


胸が熱くなる。


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