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毒舌
第31章 告白
『そうだな……一人残すのも残されるのも辛い』
トビの呟きを聞きながら
私は枕を直し
いそいそと
お布団の中へ戻る。
『眠くなってきたか?』
(ううん、眠れない)
私は
火照る体が我慢出来なくて
胸の膨らみに手を這わせた。
『誘ってんのか』
(ち……違うよ。けど我慢出来なくて……トビは出てきちゃダメだからね)
『鬼だな』
(好き……大好き)
体が
どうしようもなく
トビを好きっていう。
疼いて仕方ない。
伝えたい。
体と体で
繋がりたい。
『ったく。……どうしようもねぇな、お前は』