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毒舌
第32章 日常非日常
香島さんが
ノンアルコールの
カクテルを飲んでたから
いつもは
ソフトドリンクの私も
ついついカクテルに
手を出してみた。
色んなのがあるけど
よくわからなくて
香島さん任せ。
お酒が入ってても
飲みやすくて美味しいのが
たくさんあるみたい。
「お待ちかねの彼が来たんじゃない?」
香島さんに言われて
ステージを見ると
ちょうど
りおくんたちのバンドが
スタンバイ
してるとこだった。
今日は
ちゃんと
まともなメイクになって
様になっている。
それを確認して
ひとまず満足。
「どの子?」
「あのギターみたいの持ってる子」
「ギターみたい?ギターじゃなくて?」
私には全部
同じに見えるんだけど
何か違うらしいのよ、
ギターじゃない何かよ。
「ベース?」
「そう!なんかそれ」