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毒舌
第33章 見えない魔の手

「あ、なた、だれ、」


睨み付けて
必死に問う。

力が入らないから
それも弱々しい。


「ぼくのだいじなものをかえしてもらいにきたんだ、おとなしく してて よね」


りおくんの口が
りおくんと違う
イントネーションで

何か答えた。


何を言われたか
意味がわからないけれど

ほんとに
りおくんじゃないことだけは
ハッキリわかった。


遠慮のない様子で
私の両足を開くと

まるで
先生の診察の時のように
当たり前とでもいう態度で
指を入れて来た。


何かを探している、

そう
ずっとそうだった

探している。

私の中に
一体何があるっていうのか

私の人権なんて
一切無視。


「やめ、てっ」

「おとなしく して って いった でしょ。ていこう するなら ひきさくよ」


妖怪が相手では
人権なんて
通用するはずない、か。


何を探しているにしろ
指で探れる程度なんて
たかがしれている。

このまま引き裂かれて
八つ裂きにされちゃう。

そんなのやだな。


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