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毒舌
第34章 昇華


「何故お前にこのような振る舞いが出来る!……何故浄化されていない、おりょうは、その娘は……とんだ役立たずだったというわけか!」


お子さまからまで
ダメ出し戴きました、

何かムカつく。


「トビ!あの子どこの子!?何でおりょうのことまで知ってるのよ」

「……、」


言い淀むトビより先に

お子さまが
ふんぞり返って
私に言い放つ。


「簡単だ。僕こそがお前たちを作った神様だよ」

「は……?」


カミサマ?

一瞬
カミサマって単語の意味が
よくわからなかった。


神、ゴッド
……たしかそれって

トビがめちゃめちゃ
嫌ってた何かじゃない?


やだ、

お子さまじゃなく
神さまだなんて。

ていうか
神様ってほんとにいたんだ。


「微妙なリアクションだな。何で今半笑いした」

「ええ?してないよ半笑いなんて」


トビは
私の中にいた時と違って

心の声が聞こえないせいか

ちょっぴり
不思議そうな顔を
こちらに向けていた。


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