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毒舌
第34章 昇華
「トビとお別れなんていや!考えただけで号泣してしまうぅっ」
ブワッと泣き出した私に
トビはため息を一つ。
「誰もそんなこと言ってねえよ。設定を捏造すんな」
陽の沈んだ空が
急に冷たくて
トビの腕の中で
身を縮めてみた。
ぬくぬくと
温かい温度が
私を癒していくのがわかる。
「そろそろ暗くなったか。行くぞ」
どこへ?と問う間もなく
トビはふわりと空へ舞う。
多分
離れて観てたら
優雅な光景。
実際には
ジェットコースターも
びっくりな
絶叫魔神ですけど。