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毒舌
第37章 禁断


私は香島さんというインストラクター(仮)に連れられ、レンタルの板を借りた。


「ほんとにスキーで良かったの?」

「え?えーと……ストックがあるので転びにくいかと」


どっちがいいかなんてわからないけれど、何となくスノボはバランス取るの難しそう。止まれなさそう。


最初は平坦な場所でスキーを装着し練習を、れんしゅ……


「スキー板が逃げてハメれません!」


色々香島さんにお世話になってやっと装着完了。皆はリフトに乗って山の上の方へ向かって行っちゃった。トホホ。


「一般のお客はあんまりいないみたいだし、穴場だねここ」

「香島さん!滑る!雪が!!」


一人でわあわあ騒ぐ私にもちゃんと付き合ってくれる香島さんってすごい。何回も転ぶたび雪を払ってくれたり立たせてくれたり。本当すいません。


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