この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
出会いは必然に
第6章 全ては必然に
カツカツカツと自分のハイヒールの音が怒りを表している。
必要以上の音をさせながら
マンションの廊下を歩く。

自分の部屋の隣の大川さんの部屋のチャイムを連打する。
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン・・・
「はいはい。陽菜。チャイムが壊れる」

ムスッとした顔をして乱暴にハイヒールを脱ぐと
何も言わずにリビングまでずんずん入って行く。

そんな私を予想していたのか
大川さんは驚きもせず、困った顔をしてリビングまで着いてきた。

「陽菜・・・」

「これ!大事なものなんでしょう?お返しします」

今朝付けてもらったブローチを
ハンカチにくるんでバッグに入れてあった。
バッグから取り出してグッと大川さんの目の前に差し出すと
大川さんはそれを受け取ってハンカチを開いて中のモノを見た。

「役に立った?」

その言葉にカッとする。
全て!
全て計算内ってわけ?

朝、私のスーツに付けてくれたのは計算だったの?

「大川さん。きちんと説明してもらいましょうか!」

私の言葉に苦笑いをして
「もう、聞いてきたんじゃないの?」
と言う。

「聞いてきたわよ。全て!でも大川さんの口から聞きたいのよ!」


広告代理店の担当者に案内されて
大きな応接室に通された私は、そのまま30分ほど一人にされた。
忘れられてる?
なんて不安になった時、ぞろぞろと5人もの人が入ってきて
ゆっくりと交渉を始めた。


/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ