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第5章 　寝物語

｢たった二度しか交わることのなかった御方のために、死ぬまで墓守りなんて……、耐えられないと感じる私は、不忠者なのかもしれないわね。

けれど私は、私の叶えられなかった夢を託すため後見人になる道を選んだの。

そして玉蘭、あなたを見つけた。

私は、あなたを私よりも上に行かせてみせる。

その時、私は貴人の地位を返上し、あなた付きの女官として後宮についていくわ。

女でもひと華咲かせられる場所、それが後宮よ。

玉蘭。どうか私に夢を見させてね｣