この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道


「ええ…誘いと言っても、ただ妃奈浬お嬢様について話したい
ということでしたので、少し立ち話を…」

「あ…なんだ」

「なにか、気になることでも?」

「あ…ううん、大丈夫」



 私はごまかすように紅茶を飲んだ。

 優しい甘さが口に広がる。ほぅっと一息吐く私。

 目線を前に戻すと、秀一も紅茶を飲んでいる。


 大丈夫大丈夫…もう先生は関係ないもの。私もう…秀一のものだもの。


 しかし襲われたときのことを思い出し、手が震える。


 そうだ私…秀一以外の人にあんなこと…!


 思い出して、いやな汗がでる。

 私はきゅっと唇をきつめに結んだ。



「…妃奈浬お嬢様? どうかしましたか?」

「えっ……」



 私が顔を上げると、そこには心配そうに私を見ている秀一。

 どうやら紅茶を飲み終わったようだった。



「あ……」



 自分の手に持っているカップの中身を見ると、あと一口ぐらいしか残っていなかった。


 私はそれを飲み干し、カップを置いて、秀一をちらりと見る。



「…もう少し落ち着いてからの方がいいと思ったのですが…。
紅茶も飲み終わりましたから、なにがあったか詳しく話してくださいますか?」

「……うん」


/366ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ