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執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道



「っ…先生、なんであのこと知って…?」

「ああ…それはね。あなた、
昨日強姦魔に襲われたでしょ」

「っ…!?! なっ、なんで知って…!」


「だって、私がそいつに頼んで、
あなたを襲わせたんだもの。
知ってて当たり前でしょ? フフッ」


「っ…!?!!」




 うそ…あれは先生が仕向けたことだったの…?

 ひどい…!



「なっ…んで、そんなことっ…」

「…あなたが、邪魔だったからよ。
当たり前でしょ? あなたが
知らない男に犯され、汚されたと知れば
浅葱さんも抱く気が起きなくなると思って」



 楽しそうに笑う先生。



「ひど…い…」



 混乱で、身体が震える。


 そんなにまでして…秀一が欲しいの…?



「ねぇ…浅葱さんには抱かれたことあるの?」

「えっ…?」




 なんでそんなこと、聞くの…?


 少しゾクッとして、冷や汗が出る。



「わ…私…は……」

「へぇ…そこまで、行ってないの」

「ちっ、ちが…」

「まぁ、そんな貧弱な身体じゃ
抱く気も起きないでしょうけど」

「っ……」



 先生の言葉に、胸が痛む。


 確かに…そうかもしれない。


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