この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスマーク
第6章 マ
「お。優衣。遅いぞ」
遅くて悪かったね。
帰ろうとしたんだよ。
とはいえず、なんとなくさっきの男性に腕を持たれたまま
入口付近の空いている席に腰を下ろす。

「なんだよ。こっち来いよ」
としずかは言うけれど。
あんた、あんたのそば空いてないんですけど?
おまけに両端の女性が睨んでるよ。

「いいよ。こっちで」
と苦笑いしてご辞退申し上げる。

別にこの飲み会に来たかった訳じゃないし
おまけに唯一の知り合いのしずかまで近くにいないんじゃ
全く来た意味が分からないんですけど。

この前、抱かれて。
なんとなく流されて。
その場の雰囲気で、こんな関係になっちゃったけど。
よくよく考えてみれば
どんな人かも、好きかも分からない。

だけど、気になるって言うのは本当で。
自分の気持ちを確かめに来たけど
こんなじゃ確かめることさえできやしない。

「はぁ」

軽くため息をつけば、さっきの腕を持っていた男が
「ビールでいいですか?」
と私の分も注文してくれたようで。
ジョッキを2杯持ってる。

「あ。ありがとう」

誰も知らないアウェーな中で
ちょっと優しくされて嬉しくなる。

「乾杯」

と二人で小さくカチャンと合わせて
二人で飲み始めれば、疲れた身体にビールが美味い!

「加藤さんとは付き合い長いんですか?」



/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ