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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第10章 第一部・第二話【赤とんぼ~小紅と碧天~】 心の嵐
 小紅の眼に涙が浮かんだ。
「ありがとうございます! どうか内儀さんにもよろしくお伝え下さい」 
 歓びに眼を潤ませる小紅に、市兵衛はこの上ない優しい微笑みを見せた。
「門出に涙は禁物だ。そいつと幸せになって下さいよ」
 小紅は幾度も市兵衛に頭を下げて京屋を辞した。ちなみに、小紅が市兵衛を見たのはこれが最後になった。市兵衛は翌年、少年期を過ごした大坂の親類の店の方へと移っていったからである。
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