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サイドストーリー
第5章 恋心あれば水心
「あぁ~ぁ。余計なことしてグサリと来ちゃった♪
だから、やめとけって言ったのに」
後ろの方で観ていた野口が口笛を拭くようなニヤニヤ顔で出てきた。
「でも。合コンだと思ったんだよ・・・」
「山田に見られていると分かってて合コンの約束を
社内メールでしないと思うけど?」
そりゃそーだ。
「そこまで束縛しない方がいいんじゃないのぉ~?
これから社内メールしなくなっちゃうよぉ~?」
「野口だって、チコちゃんに着信拒否されたことあるだろ!」
「山田だって希望ちゃんに一方的にメール送ってた時があるだろ!」
「俺は希望に着信拒否にはされなかった!」
「俺はチコちゃんの趣味を知ってるぞ!『俺と』一緒にDVD見るんだ!」
『うるさ~い!!!』
俺たちのエントランスでの言い争いをある声が一蹴した。
「あんたたち、バカじゃないの?エントランスで大声で!
30過ぎの男が二人で!バカじゃないの?」
半田だ。うるさいヤツがきた。
「重要なことなんだよ!」
「半田はヒモの心配でもしてろ!」
「ヒモじゃないわよ!」
俺たちは3人でしばらく言い争っていた。
その頃、希望ちゃんが等々力で目をハートにしていたことなんか
俺は知らない。
END****
だから、やめとけって言ったのに」
後ろの方で観ていた野口が口笛を拭くようなニヤニヤ顔で出てきた。
「でも。合コンだと思ったんだよ・・・」
「山田に見られていると分かってて合コンの約束を
社内メールでしないと思うけど?」
そりゃそーだ。
「そこまで束縛しない方がいいんじゃないのぉ~?
これから社内メールしなくなっちゃうよぉ~?」
「野口だって、チコちゃんに着信拒否されたことあるだろ!」
「山田だって希望ちゃんに一方的にメール送ってた時があるだろ!」
「俺は希望に着信拒否にはされなかった!」
「俺はチコちゃんの趣味を知ってるぞ!『俺と』一緒にDVD見るんだ!」
『うるさ~い!!!』
俺たちのエントランスでの言い争いをある声が一蹴した。
「あんたたち、バカじゃないの?エントランスで大声で!
30過ぎの男が二人で!バカじゃないの?」
半田だ。うるさいヤツがきた。
「重要なことなんだよ!」
「半田はヒモの心配でもしてろ!」
「ヒモじゃないわよ!」
俺たちは3人でしばらく言い争っていた。
その頃、希望ちゃんが等々力で目をハートにしていたことなんか
俺は知らない。
END****