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サイドストーリー
第6章 9歳差のジレンマ
「純にぃ。私、魔性の女って呼ばれてる・・・」

はぁ?

幼馴染の9歳下の晴菜と付き合って2年。
大学生になった晴菜は相変わらずかわいいけど
相変わらず何を言っているのかよくわからないときが
おにーさんには、ある・・・・

晴菜は相変わらず、俺を「純にぃ」と呼ぶ。
エッチのとき以外は・・・

「どこが魔性だよ?
不思議ちゃんの間違いだろ?」
「何かいった?」

ぎろりと睨まれた目は確かに魔性だ・・・
ただし、怖っっ!って感じの
魔女的な・・・?

「んで?どこが魔性だって?」
頼むから話は手短にな?

今、仕事は新しいプロジェクトがスタートしてすごく忙しい。
それに比べて、大学生になって
合コンの女王の名を返上した晴菜は暇そうだった。

オレは連日、残業続きで疲れていた体を
今日こそは休めようと、定時で無理やり仕事を切り上げ
飲み会の誘いも断って帰ってきた。

正確には、晴菜の家にお邪魔しに来た。

「ただいま~」と帰ったオレに
晴菜のおばさんは「お帰り」といい

「今日は純くんの好きなコロッケよ!」
「うわ!マジで?飲み会断って来て良かった~。着替えてきます」
「晴菜も呼んで来て」
という
親子のような会話をし
手を洗った後晴菜の部屋に着替えに来たのに・・・

お帰り。の、前に
「魔性の女宣言」
かよ!!!!

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