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サイドストーリー
第6章 9歳差のジレンマ
「晴菜が合コンをすっぱりやめるほどの男が、晴菜の彼氏だよ。
すごい、いい男だよ。誰も敵わねぇよ」
「そうなんだ・・・」
亮ちゃんはそんな吉村君に苦笑いをして返す。
その顔は意地悪な顔じゃなくて困ったような顔だった。
―――亮ちゃん?
「じゃぁ、晴菜ちゃん。今度僕と飲み会しようよ!」
吉村君は空気を読まずに飲み会をする話を持ち出した。
「はぁ?」
私はまた冷たく言い放った。
「お前。俺の話、聞いてた?晴菜はもう合コンしねーの」
明らかにムッとしている亮ちゃんは私も相手にしたくない・・・
「でも、デートは無理だよね?だから大勢の飲み会だったらいいかな?
って。俺・・・高校時代勉強ばっかりしてて。
晴菜ちゃんほどかわいい子を見たことなくてさ」
はぁ・・・・
「女の子を本気で好きになったのも初めてなんだ。
だから、簡単にはあきらめないよ」
にっこり笑って恐ろしいことをいう奴がここにも一人・・・・
純にぃが単純でかわいく思えるよ・・・
「あなた・・」
吉村君は亮ちゃんに向かって言葉を発した。
「亮だよ・・・・」
「亮さんも僕と同じ?あきらめられないの?」
「─────っ!!!」
ん?何が亮ちゃんと吉村君が同じなの?
「とにかく、晴菜ちゃん。あきらめないからね。また来るよ!」
吉村君は捨て台詞を吐いて風のように去っていった・・・・
「晴菜・・・お前、魔性の女だな」
亮ちゃんは遠くに去っていく吉村君をみながら苦笑した。
「俺にかけた呪文もそろそろといてくれよ・・・」
亮ちゃんが、小さく小さくつぶやいたその言葉は聞こえなかった。
すごい、いい男だよ。誰も敵わねぇよ」
「そうなんだ・・・」
亮ちゃんはそんな吉村君に苦笑いをして返す。
その顔は意地悪な顔じゃなくて困ったような顔だった。
―――亮ちゃん?
「じゃぁ、晴菜ちゃん。今度僕と飲み会しようよ!」
吉村君は空気を読まずに飲み会をする話を持ち出した。
「はぁ?」
私はまた冷たく言い放った。
「お前。俺の話、聞いてた?晴菜はもう合コンしねーの」
明らかにムッとしている亮ちゃんは私も相手にしたくない・・・
「でも、デートは無理だよね?だから大勢の飲み会だったらいいかな?
って。俺・・・高校時代勉強ばっかりしてて。
晴菜ちゃんほどかわいい子を見たことなくてさ」
はぁ・・・・
「女の子を本気で好きになったのも初めてなんだ。
だから、簡単にはあきらめないよ」
にっこり笑って恐ろしいことをいう奴がここにも一人・・・・
純にぃが単純でかわいく思えるよ・・・
「あなた・・」
吉村君は亮ちゃんに向かって言葉を発した。
「亮だよ・・・・」
「亮さんも僕と同じ?あきらめられないの?」
「─────っ!!!」
ん?何が亮ちゃんと吉村君が同じなの?
「とにかく、晴菜ちゃん。あきらめないからね。また来るよ!」
吉村君は捨て台詞を吐いて風のように去っていった・・・・
「晴菜・・・お前、魔性の女だな」
亮ちゃんは遠くに去っていく吉村君をみながら苦笑した。
「俺にかけた呪文もそろそろといてくれよ・・・」
亮ちゃんが、小さく小さくつぶやいたその言葉は聞こえなかった。