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サイドストーリー
第15章 ハートのエース②
「マサ。相談があるんだけど」
「おお?いいよ。んじゃ他のヤツ呼ばないで2人で帰るか」
マサの部屋で「んで?」と気楽に聞かれたマサに
「俺、ナオちゃんが好きかも」
と正直に告白した。
「は?」
「だから、ナオちゃん」
「好きって?オンナとして?」
「うん」
「・・・・」
じっと俺の顔を見て何も言わずに近くにあったエロ本を俺に向ける。
「お前、ロリコン?このエロ本どう思う?」
マサはちょっとかわいそうな奴を見るように言った。
「いや。普通に大人の女にも性欲はある。
でも、ナオちゃんほど可愛いとは思えない」
「それがロリコンって言うんだろうが?」
「いや。違う!ナオちゃんが好きなんだ。
ナオちゃんが大きくなったら大人になったナオちゃんが好きなんだ」
「・・・・」
「俺、ヒロの事いい奴だと思ってる。じゃなきゃ親友なんかやってねぇ。
もし、ロリコンじゃないっていうならナオが大学生になるまで待てるよな?」
「大学生?後7年・・・」
「もちろん、その間、モテるお前が誰と付き合おうと自由だ」
「・・・・」
「でも今お前がナオを抱え込んだら、あいつの男を見る目はどうなる?」
「・・・・」
「大切にするっていうのはな?抱え込むことじゃないんだよ」
「・・・・」
「大学生になるまでナオには手を出すな。絶対に!ナオは『ヒロ君』が大好きだ。
でも、それはお前の思ってる『好き』とは種類が違う。
もし、高校生までのナオに手を出したら俺はお前を一生許さない」
淡々と話すマサは俺にない兄の顔だった。
「分かった」
「ん。信じてるからな。裏切るなよ」
「俺の気持ちマジだから。いつかマサをお兄さんって呼ぶよ」
ニヤッと笑った俺に
「げ~~~~~~」と
吐く真似をした。
「じゃ。新作のエロ本でも見ようぜ」
「だな。性欲はあるもんな」
俺とマサは2人でエロ本を片手に笑いあった。
END*****
「おお?いいよ。んじゃ他のヤツ呼ばないで2人で帰るか」
マサの部屋で「んで?」と気楽に聞かれたマサに
「俺、ナオちゃんが好きかも」
と正直に告白した。
「は?」
「だから、ナオちゃん」
「好きって?オンナとして?」
「うん」
「・・・・」
じっと俺の顔を見て何も言わずに近くにあったエロ本を俺に向ける。
「お前、ロリコン?このエロ本どう思う?」
マサはちょっとかわいそうな奴を見るように言った。
「いや。普通に大人の女にも性欲はある。
でも、ナオちゃんほど可愛いとは思えない」
「それがロリコンって言うんだろうが?」
「いや。違う!ナオちゃんが好きなんだ。
ナオちゃんが大きくなったら大人になったナオちゃんが好きなんだ」
「・・・・」
「俺、ヒロの事いい奴だと思ってる。じゃなきゃ親友なんかやってねぇ。
もし、ロリコンじゃないっていうならナオが大学生になるまで待てるよな?」
「大学生?後7年・・・」
「もちろん、その間、モテるお前が誰と付き合おうと自由だ」
「・・・・」
「でも今お前がナオを抱え込んだら、あいつの男を見る目はどうなる?」
「・・・・」
「大切にするっていうのはな?抱え込むことじゃないんだよ」
「・・・・」
「大学生になるまでナオには手を出すな。絶対に!ナオは『ヒロ君』が大好きだ。
でも、それはお前の思ってる『好き』とは種類が違う。
もし、高校生までのナオに手を出したら俺はお前を一生許さない」
淡々と話すマサは俺にない兄の顔だった。
「分かった」
「ん。信じてるからな。裏切るなよ」
「俺の気持ちマジだから。いつかマサをお兄さんって呼ぶよ」
ニヤッと笑った俺に
「げ~~~~~~」と
吐く真似をした。
「じゃ。新作のエロ本でも見ようぜ」
「だな。性欲はあるもんな」
俺とマサは2人でエロ本を片手に笑いあった。
END*****