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サイドストーリー
第21章 ナイショの恋
それぞれのお友達に言われた言葉は本当にその通り。
世間では高校生の兄妹は手をつながないよ・・・
「うっせ。結実が迷子にならないようにだよ」
「うへ~シスコン」
「そうだ。これからカラオケ行かね?由美子も来るんだけどさ。
由美子、いきなり恭平に別れを切りだされて落ち込んでるぞ?」
由美子さん・・・・お兄ちゃんの元カノ?
「だったら、俺が行ったらまずいだろ?」
「いや。感謝されると思う!お前ともう一度話したいらしい」
お兄ちゃん、行かないで。
ぎゅっと握った手に力を入れた。
「パス。俺、話すことねェし。当分恋愛は良いし」
「はぁ~?どうしたんだよ?」
「勿体ねぇ」
「俺、結実と買い物の途中だから。またな」
そう言って私を引っ張るようにその場を離れた。
「変な奴らにあったからな。アイスでも食べて機嫌直すか?」
お兄ちゃんが手を引っ張るけど
私は気持ちが晴れない。
「お兄ちゃん。由美子さんいいの・・・・?」
お兄ちゃんのことは大好き。
誰よりも好き。
お兄ちゃんだろうと好き。
でも、もし、お兄ちゃんに好きな人がいるなら
私たちの関係はいけないと思う。
世間では高校生の兄妹は手をつながないよ・・・
「うっせ。結実が迷子にならないようにだよ」
「うへ~シスコン」
「そうだ。これからカラオケ行かね?由美子も来るんだけどさ。
由美子、いきなり恭平に別れを切りだされて落ち込んでるぞ?」
由美子さん・・・・お兄ちゃんの元カノ?
「だったら、俺が行ったらまずいだろ?」
「いや。感謝されると思う!お前ともう一度話したいらしい」
お兄ちゃん、行かないで。
ぎゅっと握った手に力を入れた。
「パス。俺、話すことねェし。当分恋愛は良いし」
「はぁ~?どうしたんだよ?」
「勿体ねぇ」
「俺、結実と買い物の途中だから。またな」
そう言って私を引っ張るようにその場を離れた。
「変な奴らにあったからな。アイスでも食べて機嫌直すか?」
お兄ちゃんが手を引っ張るけど
私は気持ちが晴れない。
「お兄ちゃん。由美子さんいいの・・・・?」
お兄ちゃんのことは大好き。
誰よりも好き。
お兄ちゃんだろうと好き。
でも、もし、お兄ちゃんに好きな人がいるなら
私たちの関係はいけないと思う。