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俺の妹
第29章 誕生日
「明後日…?」

「うん、やっぱり急すぎる?」

「いや、奈都と同じだ」

「え?」

「安西の誕生日、奈都と同じだ」



椎奈は目を丸くして

「そうなの!?
じゃぁ、晃も奈都さんへのプレゼント見繕ってあげるよ!」

と目を輝かせた。


「ばかやろ。
俺はもう準備してんだよ」

ため息混じりで返事をする。

「あ、そうなんだ」

明らかに落ち込む椎奈。

「しょうがねぇな。今日靴箱の前で待ってろよ」

「ありがとう!」

椎奈は満面の笑みでその場で跳ねた。


「それに………




私たちも付き合ってる振る舞いしないとね!」

椎奈は俺の耳元でそう囁いて
投げキスしながら自分の教室へ戻っていった。






テンション高すぎだっつの。
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