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俺の妹
第33章 追憶
子育ても一切協力してもらうことなく月日が流れ
私は日々の疲れが溜まって過労で倒れてしまった。


「奥様、身体に気をつけて過ごしていただかないと…
お腹の子が流れてしまうところでしたよ」

夫の病院へ運ばれ、担当の医師から告げられた言葉は
信じがたいものだった。

目の前が真っ暗になる。


「大丈夫です、ちゃんと育ってますよ
今、4ヶ月目に入ったところです」

あの日から毎晩のように私の中に注がれた欲望で
私は2人目を授かっていた。

「椎奈ちゃんが産まれて間もないので
大事をとってしばらく入院してください
手続きはこちらでしておきますので」

医師はたんたんと説明し
私はその日から椎奈を実家に預けて
しばらく入院することになった。
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