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俺の妹
第36章 プレゼント
「指輪やネックレスやブレスレットだと……
学校で外さなきゃなんねーだろ?

それなら……靴下に隠れるから……
ずっとつけてもらえるかなって」

唇を離し、近い距離でそう言うと
奈都の目に涙が溜まる。


「感動してるみたいだけど………

それ、首輪みたいなもんだぞ?」


俺は視線をそらして言う。



「奈都が思ってる以上に俺はヤキモチやきだし……

誰にも取られたくない。


虫除けだ」


そう言い終わるか否か、奈都は俺に抱きついた。

「絶対外さないっ!!!

ありがと……」

涙まじりの声……
震えながらしがみつく奈都をそっと抱きしめ返した。
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