パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第37章 それぞれの想い

「明日、父さん海外に戻るんだ

今日、きっとまたご馳走作って待ってるだろうから
安西と母ちゃん連れて来いよ」


実は昨日、椎奈を誘うように父さんに言われていた。
椎奈は少し考えて

「でも……家族水入らずの方が……」

そう言ったけど

「ばーか、安西……さ、聡も！
俺たちの家族だからな！」

「うわー……弟の名前呼ぶのに照れてる……」

「うるせーよ…！
まぁ、とにかく！
その姉ちゃんと母ちゃんもまとめてウェルカムだ」

「うわー………バカっぽい……」

「あん！？
お前に言われたくねぇよ！」


ひとしきり大笑いした後
「わかった！お邪魔する！」

椎奈は笑顔でそう答えた。