パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第38章 鬼の目にも…

「当たり前だ！！！


自分の子を愛していない親がどこにいる！」


父親は声をあげた。


「何のために……私がここまで……
感情を押し殺し、妻と椎奈に辛く当たってきたか
あなたにはわからないでしょう！！

母は今でも、聡は私と皐月の子だと思っている。

だからこそ……！！！
妻を愛しているから……
椎奈が大事だから……！！！

聡を愛でることで、2人に冷たい態度をとることで
母の目を聡に向けていたんだ！！」





その時





「だ、そうですよ。
皐月さん、椎奈ちゃん」

父が声をかけた先には
母親と椎奈、聡と奈都が立っていた。