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彼女は思い通りにいかない
第2章 週末監禁
「今日も泊まれればいいのにな」

お互いに疲れ果てて爆睡した後、時計が15時を過ぎたのを見て俺はそう呟いた。

「遥斗さんがいいなら…お姉ちゃんにメール打つよ?」

「何だ、起きてたのか?」

「うん…」

志織は昨日の情事をどんなふうに捉えているんだろう。
手加減してた、と前置きはしてあったから、俺のセックスがこうなんだと認識してしまっているのかもしれない。
そのくらい志織の態度はセックスする前とほとんど変わらなかった。

「俺はいいけど志織の体は持つの?絶対また一晩中するよ?」

そう言って顔を覗き込むと、彼女は真っ赤になりながらメールを打つ。

「は、遥斗さんがしたいなら…いいよ?」

……俺、志織の気持ちが全然読めないんだけど。
少しは俺に気があるって思っていいのかな…?
いいんだよな?

「じゃあ遠慮なく」

メールを打ち終わった志織の体を抱き寄せ布団の中に引きずり込んだ。

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