この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼女は思い通りにいかない
第6章 目障りな男

その公園は木々で囲まれたような造りになっていて、道路からは中が見えにくいようになっている。
昼間は変質者対策として役立っている木々だったが、夜は逆に女の子が危ない目に会うことの多い場所になっていた。
公園の入り口を抜け、あまり人目につかなさそうな場所を探す。
時折耳をすませると、静かな公園で人の話し声のような音が聞こえた。
「あの、た、田中くん…っ」
「志織寒くない?だからホテル行こうって言ったのに」
「や、で、でも…」
徐々に聞こえてくる声と話。
おいおい。
めちゃめちゃ嫌がってんだろうが。
「まだあいつの方がいいの?そんなにエッチが良かった?」
「や、えっと、その…」
「俺もそれなりに女の子の悦ばせ方は知ってるよ?お試しにさ、ね?」
「ビールの試飲じゃねえんだよ。お試しなんかあるか」
二人が座っていたベンチの上からそう言い放つと、俺は志織を立たせ自分の方に引き寄せた。
昼間は変質者対策として役立っている木々だったが、夜は逆に女の子が危ない目に会うことの多い場所になっていた。
公園の入り口を抜け、あまり人目につかなさそうな場所を探す。
時折耳をすませると、静かな公園で人の話し声のような音が聞こえた。
「あの、た、田中くん…っ」
「志織寒くない?だからホテル行こうって言ったのに」
「や、で、でも…」
徐々に聞こえてくる声と話。
おいおい。
めちゃめちゃ嫌がってんだろうが。
「まだあいつの方がいいの?そんなにエッチが良かった?」
「や、えっと、その…」
「俺もそれなりに女の子の悦ばせ方は知ってるよ?お試しにさ、ね?」
「ビールの試飲じゃねえんだよ。お試しなんかあるか」
二人が座っていたベンチの上からそう言い放つと、俺は志織を立たせ自分の方に引き寄せた。

