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彼女は思い通りにいかない
第6章 目障りな男

「おっさん!何でここに…」
「志織の本心、お前にも伝わっただろ?じゃあな」
悔しそうな田中を残し、俺は志織の手を引いた。
「大丈夫だったか?」
「遥斗さん……ごめ、ごめんなさい…」
「何で志織が謝るんだよ。悪いのは田中だろうが」
俺の言葉に志織が繋ぐ手をぎゅっと握りしめる。
今回ばかりは香のおかげだとおもった。
そもそもの元凶が誰かはおいといて。
GPSがなかったら今ごろもしかしたら田中とえらいことになってたかもしれない。
「ホントに…ホントにごめんなさい…」
泣き声になる志織に、俺は足をとめた。
「どうした?田中に嫌なことされたのか?」
「違うの…遥斗さんに迷惑かかっちゃったら、ごめんなさい…っ」
どんどん溢れてくる涙を拭いもせずに志織が俺を見上げてくる。
俺に迷惑がかかる?
どういうことだ?
「志織の本心、お前にも伝わっただろ?じゃあな」
悔しそうな田中を残し、俺は志織の手を引いた。
「大丈夫だったか?」
「遥斗さん……ごめ、ごめんなさい…」
「何で志織が謝るんだよ。悪いのは田中だろうが」
俺の言葉に志織が繋ぐ手をぎゅっと握りしめる。
今回ばかりは香のおかげだとおもった。
そもそもの元凶が誰かはおいといて。
GPSがなかったら今ごろもしかしたら田中とえらいことになってたかもしれない。
「ホントに…ホントにごめんなさい…」
泣き声になる志織に、俺は足をとめた。
「どうした?田中に嫌なことされたのか?」
「違うの…遥斗さんに迷惑かかっちゃったら、ごめんなさい…っ」
どんどん溢れてくる涙を拭いもせずに志織が俺を見上げてくる。
俺に迷惑がかかる?
どういうことだ?

