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彼女は思い通りにいかない
第8章 私の気持ち~志織side~
「もっとしたいのか?」

意地悪そうに笑う口元。
だけどもう悔しいとは思わなかった。

「うん…いっぱい、したい…」

はにかみながらそう答えると、遥斗さんも笑顔になる。

「そうだな、久しぶりだもんな」

「…遥斗さん」

「ん?」

「私、遥斗さんが好きだよ?」

「えー、俺のエッチが?だろ?」

「違うもん!遥斗さんがだもん!」

「ホント志織は思い通りにならないよな」

「え、それどういう意味?」

「んー可愛いってこと」

「えー絶対違う!」

私はむくれてみせたけど遥斗さんは笑って「ホントホント」としか言ってくれなかった。
だけど幸せそうに笑っている遥斗さんを見ていると、私まで幸せな気分になってくる。

「久々に3日間エッチしようか」

「遥斗さんの体がもつならいいよ~?」

「へー、志織も言うようになったもんだなぁ」

何だか変なスイッチを押してしまったみたい。
早くも遥斗さんは臨戦体勢をとっている。

「覚悟しろよ?」

そう言いながらも遥斗さんは笑ってたくさんのキスをくれた。

遥斗さん、これからもよろしくね。


END







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