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性爛漫学園 喜美ちゃん編
第1章 処女喪失
 馬志太は屋上への階段を前に鞄を一段目に置く。
「並べて置いて」 
 彼に言われるまま隣りへ女子用鞄を並べた。

 エッチするために使用中の意味だが、喜美は知らない。階段を上ると踊り場があった。

 向かい合う喜美は不安そうな表情で睫毛を半ば伏せる。
「ここなら誰も聞かないよ。ちゃんと言ってごらん」 

「私。馬志太さんが好きです」
 俯いて胸に手をやり打ち明ける喜美。
「ありがとう。俺も好きだよ」
 答えると彼女も微笑む。細かで綺麗な歯並びが唇からこぼれてきらめく。

 彼女は肩へ両手を乗せられると一歩下がった。
「好きだろ。見せ合うんだよ」 
 軽く彼女の肩を押して壁へくっつける。

「何をですか」 
「愛し合う場所さ。自分でスカートを脱いでごらん」 
「そういうのはまだ」
「見るだけだよ。きみのことを好きだから」

 顔を近づけてキスをする。柔らかな唇は無防備だが吸い付き蠢く。
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