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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第11章 後宮艶夜*スキャンダル 接近~二つの心~
 黄昏時になり、簡単な夕食をいつものように室で取った後、数人の宮女たちが押しかけてきた。湯殿に連れてゆかれ、数人がかりで丹念に磨き上げられた。その後は泰山木の香油だろうか、かぐわしい甘い香りのする香油をたっぷりと隅々まで塗り込まれる。
 室に戻れば今度は洗ったばかりの髪を丹念に梳られ、緩く纏められた上、化粧まで施された。素肌には純白の夜着を着せかけられる。流石に紫蘭ももうこれから我が身を待ち受ける運命を悟らないわけにはゆかなかった。
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