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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第7章      

 全く達する気配の無い怒張に貫かれたまま、背凭れにぐったりしたヴィヴィは、快楽の余韻を愉しんでいた。

 絶頂へと導いてくれた硬いものを労わる様に、柔らかく纏わり付き。

 けれど「一緒にイって欲しいの」と強請るかの如く、時折 搾取のうねりも起き。

 そのどれもが自分へと跳ね返り、また新たな疼きに腰を震わせてしまう。

(やっぱり、気持ちいいの……。お兄ちゃんの、凄いの……っ)

 甘い吐息を吐きながら、しばしの休息を取っていると。

「エロ可愛くイケたヴィクトリアに、ご褒美。ほら、クリトリス、触ってあげようね?」

 下から囁かれたその声と共に、薄いスカート生地の上から這わされる両手の感触を感じて。

「へ……? ス、ストール、は?」

 黒いそれで拘束した筈の兄の両腕は、今や自由に妹の躰を這い回っていた。

「あんな結び方じゃ、意味ないよ」

 まあ、確かに。

 ヴィヴィはいつも拘束する時は、事後に兄が自分で解ける様に――とリボン結びにしていた。



『私にちょっとでも触れたら、速攻 中止するから』



 3週間程前。

 兄を初めて抱こうとしたその時から、毎度 必ず口にしていたその忠告。

 それを簡単に破った匠海に、若干失望し。

 達し過ぎて言う事を利かない躰を叱咤しながら、中に収めているものを抜き取ろうとした。

 その瞬間。

「え?」

 右足首を掴まれた妹が、驚きの声を上げる中、兄は2人の視界を遮る黒スカートを捲り上げ。

 そして、掴んでいた右脚を、ピンク色のニットの胸へと乗せてしまった。

 そうすると、はしたなく濡らしながら、昂ぶりを銜え込んでいる自分の恥ずかしい場所が、

 兄の眼前に晒されてしまい。
 
「やっ やだっ!」

 思わずスカートの裾を掴み、降ろそうとするも、その両手は兄によって簡単に片手で捕らわれ。

 そうして、右脚を掴んでいた方の手は、兄妹の結合部へと延びていく。

「……っ だめっ」

「どうして?」

 宣言通り、肉芽を弄ろうとする兄に、妹が必死に抵抗する理由とは――

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